少し前の話になりますが、8月に浦安市にて実施された立志塾で中学生へ災害サポーターのクラスを教えてきました。
立志塾とは浦安市が東北の大震災後に実施している将来の浦安市の担い手として育てる目的のもと、市内中学校9校より各3名ずつの生徒を集め活動しているプログラムです。
今回、初めて「被災地を訪ねる一日」に加えて「事前学習」が実施されました。
そこでアメリカで学生に教えられている「Light Triage」を実施してみました。
このクラスの目的は、災害時、大事な家族やクラスメイトが傷を受けたり、命に係わる事故に巻き込まれた時、戸惑い何もできないのではなく正しい行動ができるように知識と技術を与えることです。
家族やクラスメイトが地震の揺れで割れたガラスの破片で顔や肩に傷を負った時など、 何も知らなくて手当ができない状況に置かれた時、後ほど人間はトラウマに襲われます。
泣くだけの子供たち。。。何かできないかとしても知識も、技術も知りません。
現在日本では子供にどのような事をすればいいのか教えていないのです。何十年に一度の震災に備えて、大雨に備えてでは必要ない。と未だに考えている人たちが沢山います。
志の高いこの生徒たちであればの期待の通り、子供たちは生き生きと実習をしました。
1泊2日の訓練後、子供たちからは「楽しかった。将来の役に立つ。」「こんなクラスは初めて!」「これで災害時には大人たちのお手伝いができる。」等の嬉しい感想が寄せられました。